4月例会山行 仙ヶ岳

山行日:202120年4月25日 (日) 曇りのち晴れ  
コース:石水渓バンガロー前(7:43)➡南尾根・白谷コース分岐(8:45)➡南尾根コース➡滝谷不動(10:24)➡仙の石(12:18)➡仙ヶ岳(12:32)➡白谷コース➡南尾根・白谷コース分岐(15:30)➡石水渓バンガロー前(16:12)
参加者:21名・・・会員(男性10名・女性11名)

天気予報では晴マークだったが朝から曇っている。時間通りに石水渓バンガロー前に集合しCLからコース説明を聞く。話をすると今日で3連荘という強者会員も複数いるようだ。
尾根を越えて石谷川へ下りていくと以前はあった橋が流失しており橋台跡を渡渉する。水量が多い時期には難儀するところである。
堰堤脇の林道まで上りその先暫くは林道歩きが続く。所々で岩の崩落があり車両は通行できない。曇ってはいるが風は無く汗がにじんでくる。林道終点で一休みした後、南尾根・白谷コース分岐を右に取り南尾根を目指す。

谷筋の登山道は木橋が朽ち果て、木の根にしがみ付いて上る個所もあり大人数での山行では通過に時間が掛かる。滝谷不動のコル手前は滑りやすい急登となり落石に注意しての上りとなる。
尾根に上がったところで南尾根は左となるが、希望者は右側の尾根にある滝谷不動へ向かう。不動さん上部の岩に上るとこの山行初めての展望が望めた。眼下に新名神の高架橋がきれいに横に伸びている。

分岐まで戻り南尾根となるが、いきなり5mほど有る直岩壁が現れる。ロープを頼りに一人ずつ慎重によじ登る。
上り終えた先は展望の開けた尾根道であるが風が出てきて寒くなる。岩峰を超えアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく尾根道は景色がよく大好き道である。ちょうど満開を迎えたアカヤシオが山肌をピンクに染めとても綺麗であった。この尾根には何度か上っているがアカヤシオがこれほど多いというのを初めて知った。

仙の石手前のピークでお昼となった。景色の良い尾根上でと思うが風が有る為皆逃げ出し、少し下った斜面で「ソーシャルディスタンス」を保っての昼食である。晴れてきて鈴鹿から亀山にかけての景色がよく見える中でのラーメンは最高である。
仙の石で集合写真を撮り、仙ヶ岳本峰がある西峰に向かう。景色を楽しんだ後、少し戻って白谷コースに下りていく。しばらくは水の無い谷を転石に気を付けながら右に左に渡りながら下っていく。谷の水量が多くなると渡渉に気を使うようになる。
谷の途中で河原が広くなり休憩とする。ここは堰堤の堆積土砂であり、直下は高さ10mある石積みの堰堤である。道路も無いこの場所にどうやって造ったのか?先人の苦労が偲ばれる構造物である。

この先も登山道は渡渉を繰り返し、高巻く箇所も現れる。途中には登山道が崩落し、アルミ梯子で河原まで下降し、また上り返すところも現れる。この梯子、固定が甘いため上り下りにとても気を遣う。
白雲の滝で上りに使った南尾根コースと合流となり、この先は朝と同じルートとなる。
林道が終わった石谷川の渡渉箇所では若者が水遊びをしていた。まだ少し時期が早いと思われるが、若者には寒さなどは感じないようである。羨ましい。
渡渉時に汚れた靴をそのまま洗う?会員もおり、そんなメンテもあるのだと思い知らされた。(笑)
バンガロー手前の尾根で各自駐車場所に応じたルートをとり流れ解散となった。
参加の皆さんお疲れ様でした。
(所要時間8時間30分、距離約11㎞)
(H・O記)