例会山行  関の4山周回

25日(日)関の四座(観音山、関富士、羽黒山、筆捨山)、参加者18名、晴。

 

鈴鹿山脈主峰から少し離れた南側2、亀山市関町には300mにも満たない低山が並んでいる。今回は西の追分を出発し、観音山(224m)→関富士(242m)→羽黒山(290m)→筆捨山(286m)から沓掛地区に下山し国道一号線側道を歩き駐車地に戻る周回コースだ。低山とも雖も4峰を結べば結構な高度と距離となり手ごろな登山コースである。

 

810分西の追分駐車地を出発。関の街道を東に少し歩き関ロッジ脇の階段より登山開始。一つ目は観音山。この山の由来は山中に33体の観音仏が置いてあることからこの名が付けられたとのこと。観音仏を見ながら登り835分、頂上手前の展望台に到着。快晴のもと亀山の市街が一望出来、その向こうに伊勢湾が光って見える。風は微風で快適な登山日和である。観音山頂上(224m)を経由して反対側の遊歩道に下山。林道を東方向に歩き関富士登山口へ。急登を登り910分関富士頂上(242m)着。頂上は高い木に囲まれて眺望はない。元来た道を下山し再び遊歩道を東方向に歩き約20分で羽黒橋に着く。ここを左折して林道に入り右側の杉林の中の鳥居のある羽黒山の登山口に着。杉林の中の参道を登り大岩の脇の階段を上ると羽黒権現神社に着。まるでパワースポットのような場所である。神社の鳥居の奥に参拝者もいないのかこけむした急な石の階段がある。奥の岩屋へ参拝に登るが最上段はなかなかの岩場である。休憩後。鳥居の前を通り、枯木と落ち葉の積もった荒れた登山道を進み大岩の脇の狭い急登を登り岩屋の上に出る。岩の下を覗いたり周りの景色を楽しんだり。それから展望台に行き岩の上から目の前の先ほど上った関富士を見る。稜線に戻り自然林とシダの生い茂る稜線歩きを楽しみ11:00羽黒山頂上(290m)に到着。山頂は木が切り払われて北に明星が岳、西に三子山、南に錫杖岳が見られ素晴らしい景観だ。南側に風の当たらない窪地があり、眺望を楽しみ昼食。昼食後、Hさんのロープワーク。これは機会のある度の練習が必要と実感する。

11:45出発。細い尾根道の巨岩を回り込みながらアップダウンを繰り返し、潜り岩に着く。狭い隙間を潜り抜ける面白い体験である。その後は迷いやすい尾根分岐で地図を確認しながら進み12:30分筆捨山登山道との分岐に着く。ここからは東海自然歩道で道路が広く歩き易い。筆捨山の由来は室町時代の画家の狩野法眼がこの地に来た際、この山を描こうとしたが、翌日になると山の姿が一変し、描くことをあきらめてしまったことに因むとのこと。しかし現在の筆捨山はヒノキの植林に覆われてその当時の面影は全く無くなっている。筆捨山頂上の直前の長い急登の石段を登り13時筆捨山頂上着。休憩後、北に下り危険個所の岩場を鎖と柵で安全確保された稜線を、ロケーションを楽しみながら下る。1340分旧東海道の宿場町沓掛着。国道一号線に向かい整備された側道を約3km歩き、1430分に関の西の追分駐車地着。久しぶりに寒い雪の鈴鹿山脈を離れて暖かく天候に恵まれ、頂上からの景観も良くにぎやかで楽しい山行となりました。近くにあって時間配分や体力に合わせた山を選んで日々のトレーニングに利用すると良い山なのではと思う。

歩行距離8Km,歩行時間6時間20分。参加の皆様ご苦労様でした。

(作成者:AM)(202335日作成)